去年12月にカリフォルニアに赴任してこられたご家族には、小学生の息子さんが二人いらっしゃいます。私の息子と年は違っても同じ日本人ということで、懇意にさせていただいているのですが、彼女たちと一緒に遊びに行ったり、習い事のことを相談したりしている中で、実感するのは、リスニングの大切さです。

日本語で生活してきた子供達が、いきなりアメリカに来て、全く英会話ができないのは当然ですし、奥様もある程度の英語は知識として、勉強してきていても、とにかく相手の言っていることがわからないために、苦労することばかりだと嘆いているようです。

これを克服するには、とにかく、耳が、頭が英語を学習するまでなんども繰り返しリスニングをする以外にないと思っています。

子供達は現地校(こちらのアメリカの学校)に通いますから、否が応でも毎日英語の中に浸かった生活になりますし、英語が母国語ではない生徒で、アメリカに来て1年以内の子供達のための、ニューカマークラス(Newcomer Class)で最初は勉強することになります。(これは州や地域によって違います。同じ地区でもこのクラスを併設している学校とない学校があります)

クラスの授業では、まずはCDやiPadなどの教材を使っての英語の音になれる、音を聞く、音を聞き分ける、音を・・・といった、リスニングに力をまず入れているようです。

先生が、他のお友達が、言っていることを最初は単語だけ、それから短いフレーズと、聞き取ることができるようになることが、他の言語を理解する第一歩なのだと感じています。

スピードラーニングのCD効果と同じように、先生たちは何度もなんども、同じ質問や言い回しを繰り返しています。それを、子供たちもまた、繰り返し聞くことで、そのフレーズを「体感」していく効果があるのだと思われます。

また、発音については、これも何度も自分で口に出して言うことで(最初のころは、口に出すことを嫌がって、非常に無口になる子がほとんどです)どの発音で言えば相手に伝わるのか?ということを、これもまた経験で学んでいくようです。

Newcomer Classの子供達や、またその保護者のためのサイトも作られていたりします。生徒一人ひとりに、個別のIDが割り振られており、自分たち以外は閲覧できない、コンタクトできないサイトです。

そこでは家庭でできる(無料の)勉強方法であったり、学校で使う内容に沿った教材の購入に対するアドバイスなども、書いてあったりします。下手な口コミよりもよっぽど評価できる内容です。

そこでも、繰り返し子供にやらせてくださいというのが、英語でのリスニング。
子供達は、この英語に頭の先まで浸かった状態で毎日を過ごすことで、半年・一年といった短い期間で、曲がりなりにも話せるようになるんだなぁと、感心しているところです。