以前、某アメリカの航空会社がすでに搭乗している乗客を力づくで引き摺り下ろしたことが問題になりましたよね。あそこまで酷いのは稀れですが、搭乗で揉めることは日本の空港とかに比べると、アメリカや他の国では、はるかによくあることのようです。

スピードラーニングの中では(もちろん、他の学習教材でも見たことはないのですが)言及されていないトラブルに関して、自分自身が体験したり、目撃したことをいくつか例で挙げてみたいと思います。

1.ボーディングパスをもらっていても安心できない。
Boarding Pass=搭乗券ですが、空港に着き、航空会社の窓口で渡されるものです。搭乗する時のゲート番号(入り口の番号)と座席番号が書いてあり、これをもらってからセキュリティチェックを受け、国際線であれば出国手続きへと進みます。

日本の航空会社は親切なので、このボーディングパスを発行する=お客様はすでに待機中とみなすため、搭乗時間になっても現れない場合など、館内放送などでお客様のお名前を呼んで、時間だから早く乗ってくれ!ということを、言葉は優しく放送してくれます。

昔、ロサンジェルスの空港でラスベガス行きの飛行機(国内線扱い)で、すでにボーディングパスも発行してもらったということで、悠長に買い物していた以前働いていた会社の上司一行が、搭乗時刻1〜2分過ぎた時に乗ろうとして断られたことがあります。

抗議してもすでに、ウェイティングリストで待っていた人を乗せてしまっていたために、無駄でした。上司の一人はチャーター便を出せ!と怒っていましたが、もちろんその要求は通ることなく、別の便に追加料金なしで振り替えてもらって(これも実はラッキーなことです)無事にラスベガスに行くことができました。

2.飛行機の時間に間に合いそうになくてもセキュリティチェックは厳しい。
大きな空港(特にハブと言われる拠点になる空港。)では、出発便の時間が集中することも多く、そのため、セキュリティチェックのゲートが込み合うことになります。つい先日、LAX(ロサンジェルス国際空港)でのセキュリティチェックのところで、騒いでいる男の人を目撃しました。

どうも話を聞いていると、彼はテキサスから乗ってきて、ここLAXで乗り換えをして海外に行くようなのですが、何かの書類の不備があったらしく、その書類の準備をしていて時間が遅くなった模様。「11時半の飛行機なんだ!早くしてくれ!」(時間はもう11時10分)と、怒鳴っていてもだからといってセキュリティを早くしてくれるわけではなく、逆に責任者を呼ばれて、靴はもちろん、バックの中も厳重に調べられていたようで、もっと時間がかかっていました。

もちろん、セキュリティの所まで来ているということは、彼もボーディングパスを持っているはずですが、このテロとかでピリピリしているアメリカでは、セキュリティチェックの方が重要であって、彼が乗り遅れるかどうかはあまり関係ないのです。

さて、こんなトラブルは日常茶飯事と言っても良いアメリカですが、相手と交渉するときに怒鳴ったりするのは逆効果。英語が上手でない人が特に怒鳴ったり威圧したりする人が多いようにも見受けられるのですが(もちろん、生粋のアメリカ人でもいますけど)、これは良い対処法ではないと断言します。トラブルになったときこそ落ち着いて、ゆっくりと幾分低めの声で話すことをお勧めします。

夏休みは終わりましたが、実は今からがバケーションの穴場の時期。ちょっと遅い夏休みを楽しむ方は、時間に余裕を持って行動されることが一番のトラブル回避かもしれないですね