英会話を始めてみようかと思いながら、どの教材がいいのか、どの英会話スクールがいいのか、迷ったり疑心暗鬼になっている人は多いと思います。

昔は今のような英会話教材が星の数ほどもあるという状況ではなく、むしろ、怪しげな英会話スクールが乱立している状態だったように記憶しています。

どこから手に入れたのか、中学・高校の名簿をつかって電話をかけて、高額なチケット制の英会話スクールへの入会を勧めるという話もよく聞きました。

私のところには、そんな電話はかかってこず(というのも、地方出身のため、私の実家にはかかってきていたようです)、そんな私が独学で英語を勉強しようとするなら、NHKの英会話講座(ラジオが有名でした)みたいなものを聞くか、書店で「これだけ覚えれば英会話がマスターできる!」といった本を買うぐらいしか、方法はありませんでした。

しかし、同じ時間にラジオを聞くというのはなかなか難しく、いえ、本当は難しくはなかったはず。だって、高校生のころは毎日のように夜中のラジオを聞いていましたから。たんに、自分に甘かったんですね。

実際に、一生懸命聞いていても、その内容が自分が興味あるもの、今すぐに必要だと切羽詰まっているならいざ知らず、そうでないもので英語をとは、なかなか厳しいものがありました。

そんな私が英検を取れたのは、運がよかったとしか思えません。

そんな私が(思えば遠い日のことになります。だって今の自分の年齢を考えるとw)、某不動産会社で海外物件の翻訳はともかく(辞書を引けば時間はかかっても、それはなんとかなりました)、海外からのお客様の接待を申し付かったときは焦りました。

なぜなら、英検こそもっていましたが、実際にはほとんど話せず、聞き取りだってあやふや。相手のお客様が若い(当時ですが)可愛い(これは希望です)女の子だった私が、あたふたしているのを見て、優しくフォローしてくださったからです。

この時の会社の上司や社長が、英語はほとんど話せない、実際には聞き取りだって、ゆっくり、簡単なセンテンスに言い換えてくれないとわからない、というレベルの私を、どんな理由からたった一人で駐在員としてアメリカに送り出したのかは、あとでわかりました。

私に言われた言葉は今でも覚えています。

「アメリカに行かせることにしたのは、お前がたとえ相手の言うことがわからなくても、一生懸命に聞こうとしているのが相手にも伝わったから、お客様からも良い評価をもらってる。大事な契約とかは、必ず書面でやりとりするし、弁護士を通すんだから心配するな。大事なのはコミュニケーションをとろうとする姿勢だ。英語の力は、毎日英語を聞いて生活していれば、なんとかなるさ。わはははは」

そして、この言葉も。

「前に送り出した駐在員は、最初に1人(男性)は半年でギブアップ、次の二人(男性2人組)も、ギブアップしたから、お前だったら、恥かいても次に進む肝っ玉が据わってるからな。」

英会話は恥のかきすて。できなくてあたりまえ、できたらラッキーぐらいの軽い気持ちがいいのかもしれません(笑)